<まちの話題>国見台公園のプール解体 跡地は国スポの駐車場に

解体工事が進む国見台公園のプール

 半世紀以上にわたり伊万里市民に親しまれてきた国見台公園のプール。落成当時は県内でも珍しかった競泳用の50メートルプールを備え、その後児童用や徒歩用のプールも整備されてきました。夏休みには一般に解放され、たくさんの来場者でにぎわいました。子どもの頃に通った思い出を持つ市民も少なくないと思います。

 新型コロナの感染拡大防止のため2020年から一般開放が見送られていましたが、それ以前から利用者は減少していました。落成から60年近くたって老朽化が進み、危険性も高いことから解体が決定されたそうです。

 現在は周囲にシートが張られ、一般の方は立ち入り禁止となっています。数台の大型重機が入り、解体工事が進められています。

 来年の国民スポーツ大会で、国見台はホッケーと軟式野球の会場になります。プールの跡地は当面は240台ほどの駐車場として整備され、利用される予定になっています。(地域リポーター・中尾良樹=伊万里市山代町)

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