アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、負傷中の日本代表DF冨安健洋がAFCアジアカップ(アジア杯)2023に出場する可能性について言及した。
冨安は、現地時間12月2日に行われたプレミアリーグ第14節のウォルヴァーハンプトン戦の79分に左足ふくらはぎを痛めて途中交代。以降、戦線を離脱している。
負傷前まではアーセナルの守備陣を支える活躍を見せていた冨安。アーセナルは大きな痛手を負うことになったが、それは日本代表にとっても同じだった。
日本代表は、来年1月12日にカタールで開幕するアジア杯で2011年大会以来3大会ぶりの優勝を目指している。だが、冨安の負傷によって、森保一監督は守備陣の再編を余儀なくされた。
しかし、アーセナルのアルテタ監督によると、冨安のアジア杯出場の可能性は“ゼロ”ではない模様だ。同指揮官は記者会見の場で冨安の状況を聞かれると「(状況は)まだ何も変わっていない。残念ながら、まだ試合で起用することはできないからね」としながらも、次のように語った。
「(冨安のアジア杯出場の)チャンスはあると思う。今後どうなるか見てみる必要があるね。まだトレーニングに復帰できておらず、完全復活までに遠い道のりがあるのは事実だ。ただ、正しい方向に向かっていることを願っている」
また、アルテタ監督は「現在、クラブと(日本サッカー)協会の間でいくつかの話し合いが行われている。どのような決断が最適なのかはまだ決まっていない」とも述べている。