広島カープ 「パンチパーマがグシャグシャされる映像を見たかった」 異色のミニコーナー『やのさんぽ』が新年の野球ファンを癒す

野球の話はゼロ。カープ選手の新春テレビ特番にもかかわらず、出演者にも制作者にも、力みはない。それが「やのさんぽ」だ。ひたすらカープの矢野雅哉選手が、街をブラブラするだけ。演出もサプライズもない。今回はパグの看板犬がいるカフェをブラブラ。実家で犬を飼っていた矢野選手は、さっそくパグと意気投合。そこに大好物のドリアが出てくれば、矢野ワールドは全開となる。

その後、矢野選手はドライヘッドスパを初体験。
「パンチパーマがグシャグシャされる映像を見たかっただけです」と制作担当のコメントにも力みはない。しかも開始数分で「寝落ち」なのだから、ロケとして成立しているのかどうかもわからない。
「やのさんぽ」。
絶妙の企画を担当するのが入社3年目のRCC柳光明ディレクター。かなりのクリエイティブな才能を期待したが、「このネーミングは先輩が雑談で口にしていたものです」と、力みの欠片もない。

新年番組の「箸休め」としての脱力空間。少しだけ、楽しみにしてもらいたい。放送は2024年1月1日「カーチカチ!テレビ カープ初夢SP 新井さん家の新年会5の」の中で展開される。

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