J屈指のキッカー宮阪政樹が現役引退、明大では天皇杯でジャイアントキリングも「たくさんのことにチャレンジして行きたい」

[写真:©︎J.LEAGUE]

AC長野パルセイロは29日、MF宮阪政樹(34)が現役を引退することを発表した。

宮阪はFC東京の育成組織出身で、明治大学へ進学。在学中の2009年には天皇杯で当時J1のモンテディオ山形を撃破し、2012年にその山形でプロ生活をスタートさせた。

以降は松本山雅FCや大分トリニータ、ザスパクサツ群馬を渡り歩き、2021年に長野へ加入。2日に契約満了が発表されていたが、スペシャルな右足のキックを武器に、J1通算37試合2得点1アシスト、J2通算222試合26得点22アシスト、J3通算88試合3得点8アシストという数字を残した。

スパイクを脱ぐ決断を下した宮阪は、長野の公式サイトを通じ、次のような言葉を残している。

「2023シーズンをもって引退することを決断いたしました」

「僕をサッカー選手に育てていただいた、田柄二小SC、FC東京、明治大学体育会サッカー部の指導者の皆様のおかげでプロサッカー選手になれたと思っています。感謝申し上げます」

「そしてモンテディオ山形、松本山雅FC、大分トリニータ、ザスパクサツ群馬、AC長野パルセイロ、5つのクラブで12年間プロサッカー選手として過ごすことができました。これまで携わっただいた監督、コーチトレーナー、マネージャー、フロントスタッフの皆さん、共にプレーした先輩、後輩、たくさんのチームメイトに助けられて、長く現役生活を送れたと思っています。ありがとうございました!」

「そして1年目から共に過ごし、常にサポートし続けてくれた妻、いつも元気をくれる4人の子供達、本当にありがとう!これからはサッカー人生での経験を活かして、たくさんのことにチャレンジして行きたいと思います!」

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