元日から限定御朱印 高岡関野神社、開運を祈願

1日から授与を始める限定御朱印=高岡関野神社

 高岡関野神社(高岡市末広町)は1日から、来年の干支「辰(たつ)」にちなみ、竜を描いた御朱印と、高岡の地名の由来となった伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」を描いた御朱印を限定で授与する。

 家紋を描く職人「紋章(もんしょう)上絵師(うわえし)」の市内の男性が関野神社に竜の切り絵を奉納し、神社が切り絵をもとに御朱印に仕上げた。竜は春になると雲を起こして雨を降らせるという伝説をモチーフに、水紋と雲をデザインし、「昇運」と名付けた。

 鳳凰の御朱印「鳳鳴」は、「高岡」の由来となった中国の古典・詩経の一節「鳳凰鳴けり かの高き岡に」にちなみ、鳳凰を描いた。雨晴海岸の女岩や立山連峰もデザインされている。

 いずれも限定300枚で、初穂料は千円。8日までは初詣の印が押される。

 山田隆芳宮司は「昇り竜のごとく、運がますます上がるように祈願している」と話した。

© 株式会社北國新聞社