家族と再会、広がる笑顔 県内、帰省がピーク

帰省客らで混雑するJR山形駅の山形新幹線ホーム=29日午前10時44分、山形市

 年末年始の帰省や旅行による来県が29日、JRの各駅などでピークを迎えた。新型コロナウイルス感染症が5類に移行し初めての正月を迎える中、山形市のJR山形駅は家族連れや外国人観光客で混み合った。

 山形新幹線つばさのホームでは、スーツケースなど大きな荷物を手にした乗客が次々と降り立った。改札口を出ると、ほっとした様子で家族との再会を喜ぶ帰省客の姿が見られた。県外からの旅行客も目立ち、東京都の会社員松下章子さん(44)は「いつもは新潟に行っていたが、今年は蔵王にした。ゲレンデや雪質がどうなのかが楽しみ。山形牛も味わいたい」と心待ちにしていた。

 JR東日本山形支店によると、29日のつばさの下りは終日満席となった。年末年始(28日~1月4日)は下りと上りを合わせ、83本の臨時列車を出して対応する。上りのピークは1月3日を見込む。

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