「古都奈良の文化財」、年末年始の除夜の鐘・初詣まとめ

2023年12月に登録25周年を迎えた、ユネスコ世界遺産「古都奈良の文化財」。同文化財の社寺(東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺)の除夜の鐘・初詣おでかけ情報をまとめました。

「興福寺」

「興福寺」(奈良市登大路町)

◆除夜の鐘
大晦日の深夜11時から整理券を配布し(各100名まで)、深夜11時30分頃から108回鐘を撞く。(日時:12月31日(日)深夜11時30分頃~/場所:南円堂ならびに菩提院大御堂)

◆初詣
美と幸運、富と繁栄、財産と智恵を授ける神として信仰される「吉祥天倚像の御開帳」がおこなわれる。(日時:2024年1月1日(月・祝)~7日(日)朝9時~夕方5時/場所:中金堂)

「春日大社」(奈良市春日野町)

「春日大社」

◆元旦初詣
初太鼓とともに初詣がスタート。(日時:2024年1月1日(月・祝)深夜0時~)

「元興寺」(奈良市中院町)

「元興寺」

◆修正会
朝9時に開門し、極楽堂(本堂)にて修正会が執りおこなわれる。(日時:2024年1月1日(月・祝)朝9時~夕方5時/場所:極楽堂(本堂))

「薬師寺」(奈良市西ノ京町)

「薬師寺」

◆除夜の鐘
打鐘は5名1組程度でおこなう。大晦日は夜10時30分から翌日の深夜2時まで白鳳伽藍を参拝することができる(参拝無料)。また写経道場では、大晦日の夜8時~元日の深夜2時まで写経体験が楽しめる。(日時:12月31日(日)深夜11時30分~法要後/場所:鐘楼)

◆修正会
奈良時代から続く法要『修正会』。「薬師寺」では吉祥天をご本尊に、吉祥悔過法要が厳修される。また、2024年1〜3日は国宝・吉祥天画像を、4〜15日は平成本・吉祥天画像がご本尊としてお祀りされる。(日時:2024年1月1日(月・祝)~3日(水)昼1時〜日中法要/場所:金堂)

「唐招提寺」(奈良市五条町)

「唐招提寺」

◆除夜の鐘
12月31日の深夜11時頃から南大門で108枚の番号札を先着順で配布し、深夜11時40分から除夜の鐘を撞く(拝観無料)。(日時:12月31日(日)深夜11:40分〜/場所:鐘楼)

◆修正会
奈良時代にはじまったといわれる『修正会』。2024年を迎えるにあたって2023年の年のおこないを振りかえり、悔い改めるとともに世の中の平安・五穀豊穰を祈願する。(日時:『修正会護摩供』は2024年1月1日(月・祝)深夜0時〜、『修正会護摩供・餅談義』は1月3日(水)夜6時〜 /場所:礼堂)

「東大寺」(奈良市雑司町)

◆除夜の鐘
4本の小綱が付いた鐘木で、先着順に8名程度の組になって鐘を108回撞く体験ができる。整理券に代わる記念の印刷物を夜10時30分頃より配り、配布終了次第締切。(日時:2024年1月1日(月・祝)深夜0時〜/場所:鐘楼)

◆初詣
「東大寺」の大仏殿では、元日の深夜0時より大仏殿中門を開扉。1月1日の朝8時まで無料で参拝ができる。また、大仏殿正面の桟唐戸が開かれ、中門の基壇上から見上げるとちょうど窓のなかに大仏の顔を拝むこともできる。
「東大寺」上院二月堂は、除夜の頃から周辺の石灯籠にも点火。元日は深夜0時より、本堂で観音経の読誦がおこなわれる。 (日時:2024年1月1日(月・祝)大仏殿のみ深夜0時~朝8時/場所:大仏殿・二月堂)

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