監督未定の横浜FM、“オズの魔法使い”で知られた元オーストラリア代表FWキューウェル氏と合意報道

キューウェル氏は今夏日産スタジアムで先んじて指導[写真:©超ワールドサッカー]

新監督を探している横浜F・マリノスだが、噂通りセルティックのハリー・キューウェル氏(45)が監督就任で合意したようだ。スコットランド『サン』が伝えた。

現役時代は“オズの魔法使い”という異名を持ち、左サイドのアタッカーとして活躍。リーズ・ユナイテッドで大きな活躍を見せると、リバプール、ガラタサライ、メルボルン・ビクトリー、アル・ガラファ、メルボルン・ハートでプレーした。

オーストラリア代表としても活躍し、日本のライバルとしてもプレー。引退後は指導者となり、イングランドのカブリーグで監督を務めると、ブレンダン・ロジャーズ監督の下、2022年からセルティックでコーチを務めている。

同じ左サイドでプレーする日本代表FW前田大然も熱心な指導を受けてパフォーマンスが上がったことでも知られ、特に攻撃面ではその指導力が買われている。

『サン』によれば、30日に予定されているスコティッシュ・プレミアシップ第21節のレンジャーズとの“オールドファーム”では、チームで行動しないとのこと。横浜FMとの交渉が停滞する中、26日のだんぢー戦戦も不在で、交渉に集中し、合意に至ったという。

ブレンダン・ロジャーズ監督はキューウェル氏の引き留めに動いたが、監督就任に前向きだったとのこと。ケヴィン・マスカット監督(現:上海海港監督)が電撃辞任した中、アンジェ・ポステコグルー監督(トッテナム監督)から続くオーストラリア路線が継続することになるようだ。

なお、セルティックはウィンターブレイク中に新たなコーチを探すことになるという。

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