帰省ラッシュ、駅や空港混雑 岩手県内、30日にピーク見込み

「パパー」。単身赴任先のさいたま市から帰省した父親の元に駆け寄る子どもたち。年末年始を県内で過ごす人たちの帰省ラッシュが本格化した=29日、盛岡市・JR盛岡駅

 帰省ラッシュが本格化した29日、岩手県内の駅や空港は大きな荷物を手にした人たちで混雑した。東北新幹線や空の便はほぼ満席で、30日にピークを迎える見込み。

 新型コロナウイルス感染症の5類移行後初の年末年始。JR盛岡駅は、スーツケースや土産を手にした人たちが行き交った。

 JR盛岡支社によると、東北新幹線下りは31日までほぼ満席。馬渡素子広報室長は「予約状況はコロナ前の年末年始に戻りつつある。駅の窓口も混雑するため、指定席の予約や変更はインターネット予約サイト・えきねっとを利用してほしい」と話す。Uターンの上りは来年1月3日が満席に近い。

 花巻空港着の空の便は29日、日本航空の札幌、大阪・伊丹、福岡便の予約率が95%でほぼ満席。フジドリームエアラインズ(FDA)の名古屋・小牧、神戸便も90%以上が埋まった。

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