「詰市」で正月の準備 大船渡・盛木町市場、海産物や縁起物多数

伝統の朝市で正月用の食材などを買い求める市民ら

 岩手県大船渡市盛町の盛木町市場で27日、この時季恒例の「詰市」が開かれた。100メートルほどに約30店が並び、正月準備の品を買い求める客らが市内外から訪れた。

 出店業者は午前7時前から準備開始。海産物や野菜などのほか、しめ飾りやサカキ、マツ、ナンテンなどの正月の縁起物も多数並び、年の瀬の雰囲気を盛り上げた。出店者と買い物客間で「良いお年を」「来年もよろしくね」などのあいさつも交わされた。

 100年以上の歴史がある盛木町市場は毎月、5と0の付く日の午前中に開かれるほか、盆にも朝市が開かれている。

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