佐賀市の放課後児童クラブ「おへそ学道場」でこのほど、仕事について理解を深めるための講話が行われた。小中学生約40人が、開発中のゲームの不具合を調べ、品質を高める「デバッグ」の仕事を学んだ。
ゲーム開発大手「Cygames(サイゲームス)」の佐賀デバッグセンター長・平岡徹也さんが講師を務め、ゲームをプレーしながら動作を確認するデバッグの仕事を、実際のゲーム画面を示しながら紹介した。
平岡さんは「バグの内容を細かに伝えるために文章力が重要」といい、一つのゲームが発売されるまでに千件以上のバグが発見されることなどを語った。実直で粘り強い佐賀県民はデバッグの仕事に向いていることも指摘した。
子どもたちからは「発売後にバグが見つかったらどうするのか」「コロナ禍で大変だったことは」「仕事がうまくいくこつは?」など、多くの質問が寄せられた。(福本真理)