初売りのにぎわい戻って 岩手県内、対面型の催し復活

4年ぶりとなる初売り抽選会の準備をするスタッフ。新型コロナウイルス感染症の5類移行で、人出の回復が期待される=盛岡市・盛岡駅ビルフェザン

 新年のにぎわいよ、戻れ―。岩手県内の百貨店や商業施設で2024年の初売りに向けた準備が大詰めを迎えている。新型コロナウイルス感染症の5類移行で、関係者は客足の回復を見込み、抽選会の復活や餅つきなど対面型の催しを企画する。福袋の予約販売などコロナ禍で定着した販売手法も継続しながら、米大リーグ・大谷翔平選手の関連グッズや物価高を意識した商品など、あの手この手で地元経済を盛り上げる。

 1月2日から初売りを行う盛岡市の盛岡駅ビルフェザンは、4年ぶりにガラポン抽選会を復活させる。音楽ライブの開催に加え、各テナントは割引セールや福袋を準備。永泉圭介店長(46)は「利用客に心置きなく楽しんでもらいたい」と腕をまくる。

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