前澤友作氏 宇宙ドキュメンタリー映画「見る度にジワる」 宇宙から見た地球の青さ「生で見た方がきれい」

ZOZO創業者で、スタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏(48)が29日、都内で、この日公開されたドキュメンタリー映画「僕が宇宙に行った理由」の初日舞台あいさつに平野陽三監督(37)とともに登壇した。

日本の民間人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した前澤氏の宇宙渡航プロジェクトを、7年に渡って密着。マネジャーを務め、宇宙旅行に同行した平野氏が撮影・監督を務めた。前澤氏は「最初見た時は自分のことなんで恥ずかしかったですけど、最近は見る度にジワりますね」と話し、満員の観客を笑わせた。

前澤氏は、作品の目玉にもなっている宇宙から地球を見た印象を問われ「きれいですよ。映画でも、平野監督が頑張って、リアルに近い色とか映像でなるべくリアルに近いものを皆さんにお見せしようとしたんですが…申し訳ない。実物を生で見た方がきれいです」と申し訳なさそうに話した。

平野氏は「ISSって外から窓を補修できないので何十年もそのままの窓。傷だらけなんですよね。そこをよけて、どうにかきれいな地球を撮影しようと頑張りました」と撮影秘話を語る。「一部検閲で、NASAだったりロスコスモス(露の宇宙関連企業)の機密情報が映ってしまっているところのデータは没取されて、抜かれて帰ってきた」と苦労を語っていた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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