リヴァプール指揮官、1月に離脱予定のサラー&遠藤について言及「対処する必要がある」

写真:サラーと遠藤について言及したクロップ監督©Getty Images

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、同チームに所属し、1月にアフリカネイションズカップに出場する予定のエジプト代表FWモハメド・サラー、そしてAFCアジアカップに参戦する予定の日本代表MF遠藤航について言及した。イギリス『ザ・ガーディアン』電子版が伝えている。

リヴァプールは現地時間2024年1月1日にプレミアリーグ第20節のニューカッスル戦に臨むが、クロップ監督はこれがサラーと遠藤にとって離脱前、最後の試合になることを明言した。

前線ではサラーが抜けることになるが、第19節バーンリー戦ではハムストリングの負傷でおよそ1カ月間、離脱していたディオゴ・ジョタが復帰してゴールを決めるなどの活躍を見せた。そのため、クロップ監督はこのニューカッスル戦で“フェイマス・ファイブ”と称されるサラー、ジョタ、ダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポ、ルイス・ディアスの前線5人を自由に使うことができる。

サラーが離脱する直前のタイミングでジョタが復帰したのは、リヴァプールにとって何よりの朗報と言えるだろう。クロップ監督はこの件についてこう語っている。

「ゴールスコアラーを失うというのはよくあることだが、過去にはモー(サラー)とサディオ(セネガル代表FWサディオ・マネ/現アル・ナスル)が同時に抜けてもっとひどい状況になったことがあった。彼らのどちらかはいつもトーナメントで上位進出を果たしていたから、本当に厳しかった。我々は今回の状況も乗り越えなければならない。ディオゴが復帰してくれたことは非常に重要だ」

また、遠藤についても言及している。

「アフリカネイションズカップが開催されるたびにモーが離脱することは分かっていた。そして今回、遠藤の加入によってアジアカップも考慮しなければならなくなった。私たちはこちらにも対処する必要がある」

遠藤と同じアンカーのポジションでプレーしているのはアレクシス・マクアリスターだが、現在はヒザのケガで離脱しており、ニューカッスル戦での復帰は時期尚早と見られている。クロップ監督はこのようにも語っている。

「もしマクアリスターがニューカッスル戦で復帰できれば素晴らしいことだが、今の彼にとっては少しばかり負担が大きい。それが現状だ」

サラーの不在はジョタを始め他のアタッカー陣で穴埋めできそうだが、遠藤の穴は誰が埋めるのか。1月のクロップ監督の起用法に注目だ。

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