38度線を超えた6億円当せんの宝くじ 奇想天外な出来事を巻き起こす 「宝くじの不時着」本編冒頭映像

韓国でスマッシュ・ヒットし、ベトナムでは韓国映画の歴代興収1位となった映画「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」(公開中)の、本編冒頭映像が公開された。

映像では、北緯38度線付近の軍事境界線を挟んでにらみ合う、韓国と北朝鮮の攻防が描かれる。夜空の下、花火の様な音が鳴り響き、韓国軍側に緊張が走る。北朝鮮による威嚇攻撃の轟音で、韓国軍も対抗して威嚇射撃を実施する。だが、弾薬の節約を図りたい北朝鮮軍は、“物資の浪費は国を滅ぼす”というメモ書きが付いたスイッチを押し、拡声器を通して銃声音を流し、韓国軍を欺く。

シーンは、平和な空気感に包まれている居酒屋に移る。客がテレビを見ながら、軍に対してぼやいていると、大声で「今日も元気で飲みましょう!」と、威勢が良いコンパニオンが登場。お酒を一本注文するごとに、特典として1枚約100円の宝くじをプレゼントしていく。閉店後の店の床には、宝くじが1枚落ちているが、掃除されて外のごみ箱の中に入ってしまい、さらには風のいたずらで、ひらりひらりと風に運ばれてしまう。

続いて、38度線の韓国軍の監視所で任務に就いていた、主人公のチョヌが登場。監視所の入り口を警備中に1台の軍用車が通り抜けると、車に貼りついていた宝くじが彼の足元にふわりと落ちる。にっこりとした表情で、おもむろにくじを拾ったチョヌだったが、このくじが“宝くじの不時着”という奇想天外な出来事を巻き起こすこととなる。

「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」は、韓国軍の兵士が手にした1等賞金6億円の宝くじが、韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮兵士のもとに渡ったことで起こる、「愛の不時着」ならぬ「宝くじの不時着」を描いたコメディ。作家、演出家、俳優として活躍する松尾スズキが、字幕監修を務めている。

【作品情報】
宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました
公開中
配給:ツイン
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