大ホールでレコード鑑賞、迫力は? 滋賀、市民らが思い出の一枚持ち寄る

思い出の詰まったレコードを鑑賞する参加者ら(米原市・米原学びあいステーション)

 大ホールで愛好家らがレコードを鑑賞するイベント「もう一度聞きたい懐かしのレコード盤」が12月23日、滋賀県米原市下多良の米原学びあいステーションであった。地元米原や長浜、彦根の市民らが思い出の詰まったレコードを持ち寄り、心地よい時間を過ごした。

 音響などの設備が整った大型ホールで、レコードを鑑賞する醍醐味(だいごみ)を感じながら、多くの人に音楽文化を継承してもらおうと、同館が主催した。

 参加者は一人1時間で、映画音楽やジャズ、フォークソング、プロ野球の応援合戦などのレコードを鑑賞。購入当時の記憶を思い起こしながら、座席やステージでその音色を堪能した。

 長浜市の会社役員の男性(73)は「レコードは自分で針を置く瞬間が楽しみの一つ。今日は声量のある歌手のレコードも持ってきた。大ホールで聞くと、やっぱり迫力が全然違う」と満足していた。

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