水道管の漏水エリア、衛星で点検 各地の自治体で採用の動き

 地中に埋められた水道管の老朽化への対応が課題となる中、長野県内で人工衛星を使い漏水エリアを見つけ出す点検が実施された。人による点検手法と比べ、期間短縮や効率化が実現できたといい、各地の自治体でも採用する動きが広がっている。

 この技術はイスラエルの企業が開発し、国内の代理店「ジャパン・トゥエンティワン」(愛知県豊橋市)が提供する。ジャパン社によると、国内では同県豊田市で導入され、以降、北九州市や浜松市など70余りの自治体で使われた。

 点検ではまず、人工衛星から地表へマイクロ波を照射する。マイクロ波が地中で漏れた水に当たると反射波が発生する。

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