家庭で保管の不要品66.6兆円 メルカリ試算、1人平均53万円

メルカリが試算した家庭の不要品内訳

 フリーマーケットアプリ大手メルカリは30日までに、家庭で使わず保管されている不要品が、日本全体で66兆6772億円に上るとの試算を公表した。国民1人平均53万2千円、1世帯平均で110万6千円となる。物価高の影響で、不要品を換金して家計の足しにしようとの需要が増えるとみて、メルカリや中古品売買を手がける企業が取り組みを強化している。

 10~60代の男女約2400人が持つ不要品を調査し、アプリでの各品目の平均取引価格を基に試算した。試算はニッセイ基礎研究所が監修した。

 不要品の内訳は「服飾雑貨」が38.9%で首位だった。「書籍・CD・ゲーム」が26.4%で続いた。

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