札幌3バックの一角、DF田中駿汰が地元のC大阪に完全移籍、移籍の理由は「自分の可能性をもっと広げるのではないかと」

札幌の3バックを支えた田中駿汰[写真:©超ワールドサッカー]

セレッソ大阪は30日、北海道コンサドーレ札幌のDF田中駿汰(26)が完全移籍で加入することを発表した。

田中はガンバ大阪のジュニアユース出身で、履正社高校から大阪体育大学へと進学。2020年に札幌でプロ入りした。

1年目からポジションを掴むと、3バックの一角に君臨。4シーズンでJ1通算134試合8得点を記録。リーグカップで22試合3得点、天皇杯で3試合に出場した。

東京五輪世代の1人であり、オリンピック出場は叶わなかったが、日本代表にも招集経験がある。

田中は両クラブを通じてコメントしている。

◆セレッソ大阪
「この度、北海道コンサドーレ札幌から加入する事になりました田中駿汰です。強い覚悟を持ってセレッソ大阪に来ました。タイトルを取れるようチームの為に全てを懸けて戦います。よろしくお願いします」

◆北海道コンサドーレ札幌
「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様へ。リリースにあります通り、この度セレッソ大阪に移籍する事を決断しました。4年間本当にお世話になりました。右も左も分からない自分を優しく温かく受け入れてくれた事はとても嬉しく、コンサドーレに加入できて心から良かったと強く思いました」

「コンサドーレの勝利に貢献したい、いつでも熱く声援を送ってくれるサポーターの皆さんにもっと勝利を届けたい、その気持ちが毎試合の原動力でした。ですが、なかなか思うような結果が出せず目標にしていたリーグのタイトル争い、ACL出場、カップ戦のタイトル、本気で目指しましたが何ひとつ達成できず、期待に応えることができなくて何度も悔しい思いをさせてしまい本当に申し訳ないです。自分の力不足を感じます」

「それでも変わらず見捨てずにサポートしてくださるサポーターの皆さんには感謝しかありません。今回の決断は簡単には決める事ができず最後まで悩みに悩んで下した決断です。新しい環境に飛び込んで一から自分が試される厳しい環境に身を置く事が、自分の可能性をもっと広げるのではないかと思い移籍を決めました」

「こんな素晴らしいチームでプロのキャリアをスタートできた事は自分にとってのかけがえのない財産です。北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆さん、4年間本当にありがとうございました」

© 株式会社シーソーゲーム