ひみ寒ぶり1174本 富山県氷見市の魚市場で止め市

ことし最後の競りに並んだ「ひみ寒ぶり」=氷見魚市場

 富山県の氷見魚市場で30日、今年最後の競りになる「止め市」が行われた。「ひみ寒ぶり」は1174本が水揚げされ、仲買人が威勢良く競り落とした。23日の寒ぶり宣言からの累計は1万5451本になった。

 氷見漁協によると、氷見魚市場では11、12月に平年約200トン(氷見地区が平均70トン、七尾地区が同130トン)のブリを扱う。今季は氷見地区が45トン前後と平年の6.5割になる見込みで不漁となった一方、七尾地区は180~190トンの見込みで豊漁という。両地区合わせると平年を上回るものの、2020年度の同じ時期は335トン、13年度は512トンを扱っており、担当者は「多くはない」と話している。

 新年最初の競り「初市」は1月4日に行われる。

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