柏木陽介、自ら明かす「謹慎事件と浦和レッズ退団」…“今思えば自分らしかった”と言ったワケ

元日本代表MF鈴木啓太が運営している公式Youtubeチャンネルに、今季限りで現役を引退した柏木陽介が出演。

30日に公開された第4回のインタビューでは、浦和レッズを退団しなければならなくなった「規律違反」の際のエピソードを激白。

新型コロナウイルスの影響が残っていた2020年と2021年、クラブが禁止をしていた外食を複数回行ったことが明らかになり、練習への参加禁止処分を受けてしまう。その結果柏木はJ3のFC岐阜へと移籍することになった。

なぜその事件が起こったのか?柏木陽介がその際の経緯について話していた。

「チームとして、『外食は控えてください』というか…『するな』という状態でした。キャンプ中には本当に行かなかったんですけど、飲食店が困っているということで、お金を落としてあげられるという気持ちで行こうかという話になって。それでご飯に行ったという感じですね。

今でも『なんで行ったんだろう』とは思いますけど、チームの決まり事を破ってはいけないんだなというところと、沢山の人に迷惑をかけたというのはある。そこは自分の甘さで、本当に申し訳ない。

ただ、自分の生き方としては…『自分らしかったんじゃないか』という。今だからこそそのように思えるというのはあります。

あれがなかったら、自分はもっと視野が狭い人生を送っていたかもしれない。浦和を離れなかったら、今の新しい自分、視野が広がった自分にはなれなかったなと思えるんです。

いちサッカー選手として、たくさんのスポンサーさんがいる中の一人としてあるまじき行為だったなというのは、すごく感じています」

また、退団までの経緯については以下のように話していた。

「事件の次の日から練習参加禁止ということで、キャンプの途中から自宅待機になりました。飛行機で帰って1週間くらい経ってから…ですね。

ショックはとても大きかったですね。言葉で表せないくらいです。浦和で終わりたいという気持ちはどんどん強くなっていましたし、浦和で引退するものだと思っていた。

今後どうなっていくんだろうという不安。何をすれば正解なのかも判断がつかないくらいでしたね」

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それからFC岐阜の小松社長から「岐阜で良ければすぐに来てください」と連絡があり、その1週間後にJ3への移籍を決断したとのこと。その理由は、『今の自分にとっては人とのつながりが幸せなんじゃないか』と感じたからだそう。

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