マリオ・レミナの父親に捧げるゴールでウルブスが勝利 クラブからも追悼の言葉

写真:レミナのユニフォームを掲げるキルマン

ウルブスのクラブ公式X(旧ツイッター)は、12月30日に行われたプレミアリーグ第20節エヴァートン戦の試合前に、ガボン代表MFのマリオ・レミナの父親の逝去を受け、追悼の言葉とエヴァートン戦で喪章を着用することを発表した。

試合は、マクシミリアン・キルマン、マテウス・クーニャ、クレイグ・ドーソンの3ゴールでウルブスが快勝。25分にキャプテンのキルマンが得点を挙げると、レミナが着用する背番号5番のユニフォームをチームメートと掲げ、金曜日に惜しくも亡くなってしまったレミナの父親に追悼の意を表した。

18節のチェルシー戦に出場したレミナは、先制点を挙げる活躍を見せ、ゴールを父親に捧げていた。その試合後のインタビューで「2カ月入院しているお父さんにメッセージを伝えたい。お父さん頑張れ!私たちはみんな一緒だ」と語っていた。

ウルブスのギャリー・オニール監督は、エヴァートン戦後の記者会見で「彼なしで、勝ち点28に到達することはありえなかった。彼には時間が必要で、私たちは全面的にサポートしていく」とコメントを残した。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

先制点を挙げたキルマンも「あの試合はマリオ・レミナのためのものだった」と語った。

試合後クラブ公式Xは、選手とクラブスタッフがレミナのユニフォームを掲げた写真を投稿し、引き続きサポートの姿勢を表している。

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