インテル、まさかのドローでユヴェントスと2ポイント差に ラツィオ鎌田は見せ場作れず|セリエA 第18節 結果まとめ

写真:鎌田が先発のラツィオは3-1の逆転勝利 ©Getty Images

現地時間12月29日から30日にかけて、セリエA第18節の10試合が行われた。

首位インテルはアウェーでジェノアと対戦。序盤から主導権を握ると、42分にはロングスローの流れからニコロ・バレッラがシュートを放ち、相手GKが弾いてポストに当たったこぼれ球をマルコ・アルナウトヴィッチが押し込んで先制する。しかし前半アディショナルタイム、ジェノアがCKからラドゥ・ドラグシンが打点の高いヘディングシュートを叩き込んで同点に追いつく。後半は両チームともに決定機を作ったもののゴールは生まれず、1-1のドローに終わった。

注目のユヴェントス vs ローマは、お互いにチャンスを作りながらもスコアレスで前半を折り返すと、後半開始早々の47分、ユヴェントスは左サイドから攻め込み、ドゥサン・ヴラホヴィッチからのヒールパスを受けたアドリアン・ラビオが左足で流し込み先制に成功する。その後、ローマが必死の反撃を見せたものの相手の守備を崩し切ることはできず、ユヴェントスが1-0で勝利して首位インテルとの勝ち点差を2ポイント差に縮めた。

ホームにサッスオーロを迎えたミランは、序盤から主導権を握って多くのチャンスを作ると、59分にはイスマエル・ベナセルのスルーパスに抜け出したクリスティアン・プリシッチが右足のダイレクトシュートを決めて先制に成功する。その後、追加点は生まれなかったものの終始、攻撃姿勢を崩さず、1-0で勝利を収めた。

鎌田大地がインサイドハーフで先発出場したラツィオはホームでフロジノーネと対戦。先にゴールを奪ったのはアウェーでのフロジノーネで、相手のハンドで得たPKをマティアス・スーレが決めて58分に先制する。ラツィオは66分に鎌田が退いた後に反撃。70分にバレンティン・カステジャーノスがヘディングシュートを決めて追いつくと、その2分後にはカステジャーノスのラストパスを受けたグスタフ・イサクセンが勝ち越しゴール。84分にはCKの流れからパトリックが押し込んでダメを押し、ラツィオが3-1で勝利した。

フィオレンティーナは1-0でトリノに勝利。アタランタも1-0でレッチェに勝利している。ナポリ vs モンツァ、カリアリ vs エンポリはそれぞれスコアレスドローに終わっている。

ウディネーゼは23分のロベルト・ペレイラのゴールを皮切りに3ゴールを奪い、ボローニャに快勝。最下位サレルニターナは後半開始早々にゴールを奪い、ヴェローナに勝利して今シーズン2勝目を挙げた。
 

◉セリエA第18節 結果

フィオレンティーナ 1-0 トリノ
ナポリ 0-0 モンツァ
ジェノア 1-1 インテル
ラツィオ 3-1 フロジノーネ
アタランタ 1-0 レッチェ
カリアリ 0-0 エンポリ
ウディネーゼ 3-0 ボローニャ
ヴェローナ 0-1 サレルニターナ
ミラン 1-0 サッスオーロ
ユヴェントス 1-0 ローマ

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