タイ戦に臨む田中碧のテーマは「前半からしっかりと点を取って勝つ」 元日開催ならではの目標も

タイ戦への意気込みを語った田中碧[写真:©超ワールドサッカー]

日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)が、元日開催となる「TOYO TIRES CUP 2024」のタイ代表戦に向けコメントを残した。

AFCアジアカップ2023開幕を前に行われる元日のタイ戦。初招集が3名とメンバー構成がフレッシュな側面もある中、チームを引っ張っていくことが期待される田中は「前半からしっかりと点を取って勝つっていうのが何よりも大事かなと」と、この一戦の意義について語った。

「(アジアカップは)連戦になると思うんで。トーナメントも含めて後半まで0-0だったりっていうのは、多少身体的にも辛いし、メンタル的にも疲労感は残ると思う」

「優勝するっていう意味では前半から(ワールドカップ)2次予選みたいなゲームじゃないですけど、3-0、4-0にできれば、より後半は余力を持ってプレーできるだろうし、いろんな選手もプレーできると思う」

「とは言え、見に来てくれる人がいるんで、90分間楽しんでもらえるようにプレーするのが僕らの一番大事なとこなので。そこは変わらず、自分たちが仮に勝ったとしても90分間は100%で、見に来てくれる人のためにやるべきことはやらなきゃいけないかなと思います」

この1年、アジア以外の国との対戦がメインだったことについては、「相手はどこであろうと自分自身のやるべきことをフォーカスしてやれるかどうかがサッカーというか、全てかなと思う」と主張。力関係は関係ないと述べた。

「仮に相手が強かろうが弱かろうが、結局は自分たち次第だし、自分たちがやるべきことをやれれば勝てる確率は上がるだろうし。ただそれが100%になることはないとは思います」

「そういう意味ではアジアだろうが、ヨーロッパだろうが、南米だろうが、自分たちがしっかり準備して、自分たちが持っているものを日和ることなく出せることが何よりも大事かなと思います」

史上初となる元日の代表戦。観客を楽しませることの重要性を改めて強調した。

「素晴らしい環境でやれるんで。なかなか元日に試合することもないですし、たくさんのお客さん来てくれると思うので、そういう意味では見ていて楽しいサッカーをチームとしてもしたいなと思いますし、僕自身もそういうパフォーマンスを出したいなと思うんで、そこはしっかりと準備してやれればいいかなと思います」

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