観光や帰省、兼六園楽しむ 3日まで無料開放

雪吊りが施された銘木を観賞しながら散策する人たち=兼六園

 兼六園の無料開園は31日始まり、観光客や帰省した家族連れが、銘木と曲水が織り成す名園の景色を楽しんだ。

 来園者は徽軫灯籠(ことじとうろう)や、雪吊りが施された木々、日本(やまと)武尊(たけるのみこと)像の前で記念写真を撮ったり、カモがのんびりと泳ぐ霞(かすみ)ケ池の眺めを楽しんだりした。

 長野市から家族4人で訪れた広田正樹さん(52)は「冬の兼六園は初めて。縄を1本ずつ精密にしばっている雪吊りの職人芸に感動した」と話した。

 無料開園は3日までで、時間は午前8時~午後5時。金沢城公園は7日まで日没~午後9時に夜間開園し、ライトアップを行う。園内の時雨亭、玉泉庵は3日まで休み、4日に初釜が行われる。

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