初日の出を次世代型路面電車(LRT)に乗って楽しむ臨時便「初日の出ライトライン」が、1日に初運行された。約130人の乗客は静かに、車窓から神々しい朝日に見入った。
臨時便は午前6時半過ぎ、宇都宮駅東口停留場を出発。運行会社が「(車窓から)日の出が最もきれいに見える」として選定した、宇都宮市平出町の高架橋上で約10分間停車し、日の出を待った。
同55分ごろ、八溝山地から真っ赤な太陽が顔を出すと、軌道や列車が輝いた。父親と臨時便に乗った同市姿川中2年高橋誠侍(たかはしせいじ)さん(14)は「LRT元年に特別な初日の出を見られて感動した。夢中で写真を撮り、あっという間の時間だった」と話した。