LRTと迎えた年の瀬、沿線ににぎわい 12月は金曜日の利用増 フォーカスLRT元年⑬年の瀬

LRTのライトなどが照らす街を行き交う人たち=27日午後5時35分、宇都宮市宮みらい

 今年も残りわずかとなり、次世代型路面電車(LRT)宇都宮芳賀ライトレール線沿線の街中も、寒空の下、慌ただしい年の瀬を迎えている。

 27日夜、商業施設や飲食店が並ぶ宇都宮市のJR宇都宮駅東口周辺では、列車のライトや自動車のテールランプに照らされる中、真冬の装いで足早に行き交う会社員や家族連れらの姿が見られた。

 運行する宇都宮ライトレールによると、累計利用者数は需要予測より約3週間早く150万人に到達。忘年会シーズンの今月は金曜日の利用が増えた。

 同社の今井宏行(いまいひろゆき)経営企画部長(50)は「8月の開業以来、たくさんのご利用があり、大変ありがたい。新年も安心便利に使ってもらえるよう、努力と工夫を重ねたい」と先を見据えた。

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