今年も残りわずかとなり、次世代型路面電車(LRT)宇都宮芳賀ライトレール線沿線の街中も、寒空の下、慌ただしい年の瀬を迎えている。
27日夜、商業施設や飲食店が並ぶ宇都宮市のJR宇都宮駅東口周辺では、列車のライトや自動車のテールランプに照らされる中、真冬の装いで足早に行き交う会社員や家族連れらの姿が見られた。
運行する宇都宮ライトレールによると、累計利用者数は需要予測より約3週間早く150万人に到達。忘年会シーズンの今月は金曜日の利用が増えた。
同社の今井宏行(いまいひろゆき)経営企画部長(50)は「8月の開業以来、たくさんのご利用があり、大変ありがたい。新年も安心便利に使ってもらえるよう、努力と工夫を重ねたい」と先を見据えた。