“良い距離感を取りすぎている”福西崇史と槙野智章が説明する「ボールを大事にしすぎた故の繋がらなさ」

日本代表チームは1月1日、国立競技場で国際親善試合「TOYO TYRE CUP」のタイ戦に臨んだ。

この試合はNHK総合で地上波放送され、解説には元日本代表MF福西崇史、元日本女子代表FWの川澄奈穂美、日本女子代表MFの宮澤ひなた、そしてピッチ解説として槙野智章が出演していた。

試合は日本代表がボールを支配するもなかなかゴールが生まれない展開。35分の場面では、それをどう打開するかという解説があった。

槙野「伊東純也がサイドを引っ張った時の毎熊のポジショニングも良かったんですけど、そこにパスが出た後ですね。クロスだったり、逆サイドの動き出しをもっと高めていかなければいけない」

福西「一人ひとりがボールを持つ時間が結構長いんですよね。タイ代表がこうやって人数をかけて守っている中で」

槙野「福西さんもさっき仰ってましたけど、一個飛ばしたいですね。ロングボールやサイドチェンジを増やすことによって、相手の目線を変えることができる」

福西「タイの選手は一人ひとりにくっついているので、そこをうまく飛ばしつつ。そしてシュートを早めに打ってしまわないと、何かが起こるということも考えていきたいですよね。

ボールをずっと大事にしている。だったら一発打ってみて。当たってゴールに入るとか、こぼれ球が味方のところに行くかもしれない。運任せなところもあるかもしれないけれども、そういうのも大事かなと思います」

槙野「ボールを持つ時間が長いと、ボールを持っていない受け手の動き出しがタイミング合わないんですよね。そのランニングの質を上げていかないと」

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ディフェンスに人数をかけてくる相手に対してボールを大事にしすぎているため、偶然のチャンスが起こらず、受け手となる選手の動き出しにも合わない…という状況だとのこと。

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