【ワシントン共同】任期終盤に入ったバイデン米大統領(81)は11月、再選を目指して大統領選に臨む。だが支持率は低迷し、2期目を実現できるかどうか視界は不良だ。外交はロシアのウクライナ侵攻とパレスチナ自治区ガザ情勢への二正面対応を迫られ、内政は下院を野党共和党に握られ、政権の意向を施策に反映しづらい状況が続く。
ウクライナ支援は、議会での予算承認が滞っている。
安全保障や経済など多分野で対立してきた中国とは、昨年11月のサンフランシスコ近郊での首脳会談で緊張緩和を図った。偶発的衝突の回避に向けた対話の土台を固める。