<海外男子>2024年メジャー大会の会場は?

2023年のメジャーチャンピオンたち

2024年も4月「マスターズ」で初戦を迎える海外男子の4大メジャー。以降の3大会は名門コースをローテーションして行われ、「全米プロ」と「全米オープン」が10年ぶり、「全英オープン」が8年ぶりの開催コースとなる。

オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

今年もオーガスタナショナルGCで88回目の開催を迎える(撮影/今井暖)

マスターズ(4月11日開幕)
1934年の第1回大会から同じコースで開催を続ける唯一の男子メジャー。21年に松山英樹が優勝し、日本人男子初の4大メジャー制覇を成し遂げた。トーナメントレコードは11月開催だった20年にダスティン・ジョンソンが記録した「268」(通算20アンダー)。コースは直近2年間で35ydずつ延長され、23年は7545yd(パー72)の設定で行われた。

バルハラGC (ケンタッキー州)

10年ぶりの開催となるバルハラGC (Gary Kellner/PGA of America)

全米プロゴルフ選手権(5月16日開幕)
ロリー・マキロイ(北アイルランド)が優勝した2014年以来、10年ぶり4度目の開催となる。2度目の2000年はタイガー・ウッズが大会2勝目を飾った。過去3度の開催において、日本勢ベストは14年に出場した松山の35位。ジャック・ニクラスの設計により1986年に開場し、2008年は欧米対抗戦「ライダーカップ」の会場にも選ばれた。

パインハーストリゾート&CC No.2(ノースカロライナ州)

ラフが刈り込まれたパインハーストリゾート&CC No.2(David Cannon/Getty Images)

全米オープン(6月13日開幕)
10年ぶり4度目の開催で、2014年は史上初となる同一年度での男女ナショナルオープンの舞台となった。同年は、前回の2005年から332ydプラスの7546yd(パー70)と大きく延長。さらにラフを短く刈りこむことで、ボールが周囲の砂地や雑草地に転がり込みやすいセッティングに仕立てられた。日本勢ベストは今田竜二の15位(2005年)。

ロイヤルトゥルーン (スコットランド)

8番パー3はロイヤルトゥルーンの名物ホール (David Cannon/R&A via Getty Images)

全英オープン(7月18日開幕)
節目となる10度目の開催。トーナメントレコード「264」(通算20アンダー)は当地で生まれ、前回の2016年大会を制したヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が記録した。名物ホールの8番パー3、通称“Postage Stamp”(郵便切手)は123ydながら風と幅の狭いグリーンが重圧をかける。日本勢ベストは倉本昌弘の4位(1982年)で、全英における日本勢の最高位でもある。

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