米レジェンド歌姫、夫からあの名曲を「カバーするな」と警告受ける

歌手のドリー・パートン(77)が、夫のカール・ディーン(81)に『天国への階段』はカバーするなと警告されていたという。新作アルバム『ロックスター』で新たな方向性を打ち出したドリーは、カールが同曲をカバーして批判が殺到することを恐れていたものの、自身はそれが間違っていると証明したかったそうだ。

ドリーはクラシック・ロック誌にこう明かしている。「私の夫はレッド・ツェッペリンの大ファンで、『天国への階段』は名曲中の名曲だと思っているの。だから私があれをやることをちょっと心配していたわ。彼は、『あの曲に手を出す必要があるのかわからない。沢山の批判を浴びることになるよ。みんな、他の人があの曲に手を出すことを望んでいないんだ』と言っていた」「でも、私はとにかくやったのよ。夫は最初『「天国への階段」というより「地獄への階段」に近いと思う』って冗談を言っていた」

2002年のアルバム『ヘイローズ ホーンズ』で、同曲を「カントリー風」なエッジを効かせてカバーしているドリー。新作アルバム『ロックスター』では、オリジナルに忠実な形で歌う決意をしたとしてこう続けた。「私のキャリアの中で、ロック的なものを何度かカバーしてきた。最初の『天国への階段』はブルーグラスのゴスペルの枠でやったわ」「でも、今回のアルバムでは、私がこの曲をオリジナルの形で歌えることをみんなに知ってもらいたいと思ったの」「そして何よりもカールに、私にもそれができるということを知ってほしかった。だから、そのオリジナルの形に忠実であろうと決めたのよ」「ちなみにカールは後で『なかなか良かったよ』って言ってくれたことを付け加えておくわ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社