アジアカップのメンバー選考に「招集できる条件のなかでベスト」 森保一監督が抱負も

アジアカップメンバーが決定。[写真:©超ワールドサッカー]

日本代表のアジアカップメンバーが決定した。

5度目の戴冠を期す日本。2011年大会以来のアジア制覇を目指して、元日にタイ代表と対戦してから数日間後、森保一監督が再びメディアの前に現れ、メンバー26名を発表した。

常連では鎌田大地や、田中碧、古橋亨梧が落選と驚きを誘ったが、ケガ明けの冨安健洋がメンバー入り。同じくケガの三笘薫も滑り込みで招集され、トピックの1つを彩った。

所属先では欠場が続くが、森保監督も「大会の初戦で起用できるかまだわからない」と表情を曇らせつつ、「ケガの回復具合は順調」との知らせを受け、招集に踏み切ったという。

また、田中、鎌田、古橋の招集外にも質問が及ぶと、「招集していない選手の1人ひとりに関しての話はこの場では避けさせてもらえれば」とし、こう説明している。

「招集できる条件のなかでベストと判断し、このグループを作らせてもらった。詳しくは話せないが、置かれている状況が色々とあって、招集できない選手もいる」

「グループ全体を見ても、おっしゃられた以外にも該当する選手がいっぱいいるので、そこはチーム編成をするにあたって、色んな条件のなかでベストメンバーを選んだと理解していただければ、ありがたい」

そう言葉を選びながら、メンバー選考に勤しんだ背景を明かした森保監督にとって、アジアカップでの指揮は今回で2度目。前回は決勝戦まで進んだが、カタール代表に屈し、涙した。

指揮官も期する思いが強く、「前回、優勝できなかった悔しさは残っている。それだけではなく、高い目標も掲げ、世界で勝つためにアジアを確実に勝っていく。成長するための志をもって戦いに挑みたい」と話した。

アジアカップは12日にカタールで開幕。グループDの日本はベトナム代表(14日)、イラク代表(19日)、インドネシア代表(24日)と対戦する。

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