上沼恵美子と初タッグで危機感? ニューヨークを直撃「収録で…」

2024年1月4日に放送される、上沼恵美子の冠番組『上沼恵美子の「もしも夫がゾンビになったら・・・」』(読売テレビ・日本テレビ系)。2023年12月某日におこなわれた2時間を超える収録では常に上沼節が炸裂。収録後、出演者のお笑いコンビ・ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)を直撃した。

お笑いコンビ・ニューヨーク(左から嶋佐和也、屋敷裕政)

世間のさまざまな議論・話題を「あなたならどうする?」という3択問題で出題し、パネラーたちが自分の主張を交えて回答する同番組。MCは上沼と屋敷が初タッグ、パネラーには嶋佐をはじめ、上沼と不仲が伝えられていたフリーアナウンサーの古舘伊知郎、ダイアン津田篤宏、タレントの菊地亜美、ゆうちゃみ、INI佐野雄大が顔を揃えている。

大きな見どころは、「3択問題番組」という企画の軸がどんどん脱線し、上沼がいろんな芸能ネタをぶった斬っていく点。収録中「(上沼は)今日、7個くらい炎上発言してる!」と唖然としていた屋敷は、「すごく刺激的でした。特に上沼さんと古舘さんの一騎打ち。自分の役割的には3択問題の番組に戻さなあかんかったですけど、本来の企画とは関係がない話をもっと聞きたかったです」と2時間の収録では足りなかったと振りかえる。

嶋佐は「改めて上沼さんに圧倒されました。すごいパワーで次から次へと話をしていって。初めて『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)でさんまさんとご一緒させていただいたとき『すごい』と驚いたんですけど、今日は久しぶりにそういう感覚になりました」とコメントした。

■ 上沼の「自分ははみ出し者のタレント」発言に驚き

また収録では、現在のテレビのあり方について上沼が言及する一幕も。コンプライアンスが厳しくなり、過激な企画や発言もすぐ炎上してしまう昨今。上沼は番組内で「ネット時代に入ってから自分ははみ出し者のタレント」と語ったうえで、以前から公言している「近々、テレビから引退する」との考えを改めて口にした。

お笑いコンビ・ニューヨーク(左から嶋佐和也、屋敷裕政)

屋敷は「上沼さんは、はみ出すことが許されたテレビの人という感覚で、本当はみんなそういうポジションへ行きたいはず。今日の収録で、上沼さん自身が『はみ出しもの』って思っていらっしゃることにビックリしました。今後、こういった方がテレビに現れないとどんどんつまらなくなりますよね」と危機感を募らせた。

この日の収録内容が、どこまで、どんな風にオンエアされるのか検討がつかない同番組。屋敷は「2023年内はまだ仕事はあるんですけど、正直、仕事納めみたいな感じがします」と笑いながらも、「上沼さんと僕がMCとして2人で並んで立っている光景は感慨深かったです。生涯、忘れられない思い出ができました」と感激した表情を浮かべた。

嶋佐も「2023年の数ある仕事の中でも間違いなく記憶に残るもの。トップ5に入ります」とし、「逆に上沼さんが、自分たちとの今日の仕事のことを、まあまあ覚えてくれていたらうれしいですね」と願った。

上述にもある通り、1994・95年と続けて『NHK紅白歌合戦』で司会を務め確執が生まれたとされている上沼VS古舘の因縁バトルや、上沼とパネラーとの掛け合いにも注目だ。『上沼恵美子の「もしも夫がゾンビになったら・・・」』は1月4日・夜11時59分より放送される。

取材・文/田辺ユウキ

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