スズ子演じる趣里の歌声が話題、「防空壕の中」トレンド入り

大阪で育った歌を愛するヒロイン・スズ子の波乱万丈な人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。12月28日放送の第64回では、空襲警報が相次ぐなか、スズ子たちが逃げ込んだ防空壕での出来事が話題となっている。

防空壕にて、赤ん坊をあやすため歌を唄うスズ子(趣里)(C)NHK

東京に戻り、街の惨状を見て衝撃を受けるスズ子(趣里)。恋人・愛助(水上恒司)の無事は確認できたものの、空襲警報が当たり前の日常になろうとしていた。スズ子は愛助から離れることを不安に思い、巡業を断るようになる。

その矢先、愛助たちと逃げ込んだ防空壕で、赤ん坊をあやすために歌を歌ったスズ子。スズ子の歌声が不安や怒りを抱える人たちを落ち着かせた様子を見た愛助は、「スズ子さんの歌には力がある」と、再び巡業に出るよう背中を押すのだった。

今回の放送では、赤ん坊の泣き声をきっかけに防空壕の中が殺伐としかけたなか、スズ子が『アイレ可愛や』を歌うシーンが流れた。

SNSでは防空壕での歌唱シーンが話題となり、「防空壕で、アイレ可愛や歌うシーンが本当に良かった!!」「やっぱ歌唱力が凄いわ」「趣里さんの歌、ほんとうにいい、力がある」「小声で正確に歌いつつ表情つけるって大変よ」など称賛の声が相次ぎ、X(旧ツイッター)では「防空壕の中」と関連ワードが浮上していた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。1月4日放送の第65回では、スズ子や歌手・りつ子(菊地凛子)が戦時中であってもそれぞれの場所で活動を続ける。金曜日は総集編を放送。

文/つちだ四郎

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