レアルと契約延長のアンチェロッティ監督、ブラジル代表監督就任ついて言及「全てはレアル次第」「望み通りになった」

レアル・マドリーと契約延長したアンチェロッティ監督[写真:Getty Images]

ブラジル代表の監督就任も噂されながら、レアル・マドリーと契約を延長したカルロ・アンチェロッティ監督が、自身の去就について言及した。スペイン『マルカ』が伝えた。

12月29日、マドリーはアンチェロッティ監督との契約延長を発表。今シーズン終了後に契約が満了する予定だったが、2026年まで2年間延長した。

そのアンチェロッティ監督は、ブラジル代表監督就任の噂もあったが、今回の契約延長でなしに。ブラジルはブラジルサッカー連盟(CBF)のエドナルド・ロドリゲス会長が辞任するなど、お家騒動中で、国際サッカー連盟(FIFA)から制裁を受ける可能性もあるとされている。

3日にラ・リーガ第19節でマジョルカと対戦するマドリー。アンチェロッティ監督は試合に向けた記者会見に出席し、自身の契約延長について言及した。

「契約更新にはとても満足している。会長と私の間で合意に達したので、かなり簡単な交渉だった。レアル・マドリーの監督として、あと2年間過ごせることをとても嬉しく思う」

「クラブが私と仕事を続けたいという事実は、私にとって貴重なことだ。いつも急いでいないと言ってきたので、交渉の経緯はそれほど重要ではない」

「クラブはこの仕事に満足しており、それを続けることに決めた。成功かどうかはわからないが、ここでの成功とは試合に勝つことであり、我々はそれを継続できるように努力するつもりだ」

「2026年まではここで続けるが、これが最後の契約ではないかもしれない。2027年、2028年もレアル・マドリーの監督を続けられることを願っている」

長い期間マドリーで指揮を執りたいという願望を口にしたアンチェロッティ監督。一方で、ブラジル代表監督就任についても話はしていたと明かしたが、マドリーで指揮を執りたい気持ちが強いようだ。

「実際のところ、私はブラジル代表と会長のエドナルド・ロドリゲスと連絡を取り合っており、彼の愛情とブラジルを指導するということへの関心に感謝している。私にとって、とても誇らしいことだが、全てはレアル・マドリーの決断次第だった」

「ここ数カ月でエドナルドは会長職を辞任したが、最終的には私がずっと望んできた通り、レアル・マドリーに残ることとなった」

「2026年にブラジルが私を必要とするかどうかは分からないが、私はそうは思わない。彼らが私の決定に満足するかどうかは分かる」

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