【能登半島地震】県内死者57人に 約3万2000人避難

 珠洲市の泉谷満寿裕市長は2日、市内で22人の死亡を確認したと明らかにした。県内の死者は少なくとも57人となった。

 県庁で午後11時から開かれた第5回対策本部員会議にオンライン出席し、報告した。
席上、能登町の大森凡世町長は、町内で2日夜に死亡が確認された2人はいずれも10代の男女と説明した。

 死亡したのは、輪島市の10代男性ら24人、珠洲市の20人、七尾市の50代男女、20代女性ら5人、能登町の男子中学生と80代女性の2人、穴水町の2人、羽咋市の70代男性1人、志賀町の90代男性1人。

 重傷者は能登町の8人、輪島市の7人、穴水町の5人、志賀町の2人の計22人が確認されている。軽傷者は多数。行方不明者は確認中としている。

 県によると、避難所は白山市を除く18市町で計347カ所開設されており、3万1811人が身を寄せている。市町別では輪島市の70カ所9229人が最も多く、珠洲市21カ所6250人、能登町59カ所5200人、七尾市31カ所約3700人、穴水町44カ所3206人、志賀町15カ所2572人などとなっている。

© 株式会社北國新聞社