23年の香港株、通年で14%下落

香港株の2023年最終取引日となった12月29日、人民元高と上海・深センの株式市場の安定に支えられ、ハンセン指数は3ポイント上昇の17047ポイントで取引を終え、売買高は751億ドルに縮小した。30日付香港各紙によると、ハンセン指数は通年で2734ポイント(13.8%)下落。香港株の時価総額は31兆ドルとなり、前年比で4兆6000億ドルが蒸発した。4年連続で下落し、ハンセン指数が世界の主要株式市場を下回るのは初めて。 12月にハンセン指数銘柄に入ったLi Auto (2015) が最高のパフォーマンスを示し、91.5%上昇したが、Li Ning (2331) は最下位で、今年最悪のパフォーマンスで69.2%下落した。 アナリストらは、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年第1四半期に利下げすると予想しているが、中国本土の規制政策の影響は依然として残るとみており、ハンセン指数は来年第1四半期に16000~18000ポイントの間で変動すると予想されている。

香港株は今年に入って最初は高値、その後安値で推移し、ハンセン指数の高値と安値の変動幅は6487ポイントに達し、前年の10279ポイントを下回った。ハンセン指数は第1四半期に618ポイント(3.1%)の上昇を記録したが、その後の3四半期は下落し、中でも第2四半期は7.3%下落し、今年の単四半期としては最大の下落となった。第4四半期のハンセン指数は4.3%下落した。ハンセン中国企業指数は通年で936ポイントまたは14%下落し、ハンセン科学技術指数は364ポイントまたは8.8%下落し、ハンセン指数の伸びを上回った。

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