周庭氏の両親が出頭、保釈金は没収

カナダに留学中の香港衆志の周庭・元副秘書長は12月28日に警察署に出頭する予定だったが、ついに現れなかったため保釈放棄・逃亡とみなされ警察は厳しく非難した。30日付香港各紙によると、警察は「犯罪の恐怖から逃亡するという恥ずべき行為をした。法に基づいて全力で追跡する」と述べ、29日朝、捜査に協力してもらうために周氏の両親を警察署に連行。周氏の保釈金20万ドルは没収されることがわかった。

周氏は「国家の安全を危険にさらすために外国または外部勢力と共謀した」という「香港版国家安全法」第29条に違反した疑いで8月に警察に逮捕された。 2020年10日、周氏は2万ドルの現金と18万ドルの人事担保保釈金を支払い、その間パスポートは提出しなければならなかったが、後に周氏はカナダのトロントへの留学を希望していることを警察に明らかにし、それを証明する書類を提出した。このため警察の国家安全処は2023年9月に周氏にパスポートを返却し、保釈を12月28日まで延長した。周氏が12月3日にSNSで香港には戻らないと投稿して28日に警察署への出頭を怠り、保釈条件に違反した。

関係者によると、国家安全処の警官が29日に行動を起こし、捜査のため周氏の自宅に出向き、面会のために両親を警察署に連行したという。2人は正午に警察署を出たが、記者の質問には応じなかった。警察は周氏を指名手配する予定であることが分かった。

周氏は先に保釈が認められた際に母親が保証人となった。 保証人には逮捕者に時間通りに出頭するよう催促する法的責任があると報じられており、逮捕者が時間通りに出頭しなかった場合、保証金は裁判所によって没収される可能性があるが、通常、保証人が逃亡を幇助したという証拠がない限り他の刑事責任は問われない。

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