20歳モデル募集 十二単で平安の美体験 24年1月、土浦で「着裳の儀」 

以前開かれた「着裳の儀」体験会(主催者提供)

成人を迎えた女性が宮廷衣装の十二単(ひとえ)に白い布をまとうみやびやかな伝統行事「着裳(ちゃくも)の儀」を再現する体験会が28日、茨城県土浦市桜町の「装束研究会すがた」(木村恵子代表)で開かれる。同会は、2023年度中に20歳になる女性のモデル2人を募集している。

体験会は午前11時と午後2時の2回で、一般公開する。モデル希望者は、一般の写真撮影や見学に応じられることが条件となる。体験料は無料。

着裳の儀は、平安時代に始まった公家の伝統行事で、一人前の女性として女子が成人したのを祝い、背中側に白い裳の「八幅裂(やつはばのきれ)」を着ける。

木村代表は「伝統文化、本物を伝えたい。本年度の成人式を迎える女性が立派なお祝いを受け、社会に羽ばたいてほしい」と話す。

申し込みは、はがきに住所、氏名、年齢、生年月日、日中に連絡の付く電話番号を記載し、〒300-0037 土浦市桜町1の6の15「装束研究会すがた」まで。12日の消印有効。申し込み多数の場合は抽選で、当選者に限り連絡する。

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