富山県内のスーパーやコンビニ、食料・飲料が品薄に 能登半島地震

商品が売り切れているパンのコーナー=2日午後0時10分ごろ、富山市内のスーパー

 能登半島地震が起き、物流の停滞や消費者の買いだめなどの影響で、富山県内のスーパーやコンビニでは2日、飲料水やパン、おにぎりなどが品薄になった。

 建物や設備に大きな被害がなかった大阪屋ショップ(富山市赤田)の各店は、一部の店舗を除いて通常通り営業した。高速道路の通行止めで県外からの荷物が届かず、在庫や地元の商品で対応。飲料水や備蓄用の食料品を買い求める客が多く、空になった棚もあった。尾崎弘明社長は「スーパーは日常生活のライフライン。できる限りのことをしたい」と話した。

 アルビス(射水市流通センター水戸田・大門)は一部の店舗で、販売する商品を限定したり開店を遅らせたりした。

 新田八朗知事は、2日夜の県災害対策本部員会議で、十分な供給量を確保できると関係企業から聞いているとし「必要以上の買い物は控え、物資を分け合う気持ちを持ってほしい」と呼びかけた。

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