ルカ・マリーニが語るレプソル・ホンダの第一印象と目標「正しい方向性を見つければトップに立てる」

 1月2日、MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、2023年限りで離脱したマルク・マルケスの後任で、2024年から2年契約で加入したルカ・マリーニのコメントを掲載。2023年中はドゥカティ機を駆っていた契約の関係で、新チームについて語ることはできなかったため初めてホンダ(HRC)について語った。

 26歳のイタリア人であるマリーニは、2021年にVR46からMotoGPに昇格してドゥカティ デスモセディチGPを3シーズン乗った。2024年はレプソル・ホンダ・チームに史上20番目のライダーとして移籍して、ホンダRC213Vを駆る。ホンダのMotoGPマシンは2023MotoGPの最終戦バレンシアGP後に行われた公式テストで試乗しているが、ホンダについての印象を以下のように語った。

ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)/2024MotoGPバレンシア公式テスト

■レプソル・ホンダ・チームに加入した経緯は何ですか?
「マルク(・マルケス)が移籍を発表した後はショックだった。そこで、僕と僕のグループ、マネージャーは、この新しいプロジェクトにアプローチする方法を見つけ、一緒に改善し、より良いバイク、より良いパフォーマンスを構築し、レースに勝って世界タイトルを獲得するを見つけようとした。これが僕たちの目標であり、ターゲットなので、とても満足のいく瞬間もきっとあると思う」

■HRCに所属しようと思ったきっかけは何ですか?
「まず第一に、ここは史上最高だ。数字と統計がすべてを物語っていて、今は非常に特殊な時期だけど、僕たちにはすぐにでも巻き返せる力があると思う。僕は自分のすべてのフィードバックとエネルギーをこのプロジェクトに注ぎ込み、正しい方向性を見つけることができれば長年にわたりトップに立ち続けられると確信している」

■2024年シーズンの目標は何ですか?
「オープンな姿勢でスタートしたいし、最初の公式テストの後、自分たちのスピードとポテンシャルを理解する必要があるし、バランスを見つけて、チームメイト(ジョアン・ミル)である直接のライバルを同じように倒す方法を見つける必要がある。同じメーカー、同じバイクだし、それが僕再度の最初の目標だよ。でも、前を向いて、このバイクで表彰台、それか勝利を獲得する方法を見つけてみたい。おそらく厳しい状況になることは分かっているけど、僕たちは前を向く必要がある」

■ファクトリーホンダチームでバレンシアテストを過ごした初日はどうでしたか?
「本当にすごかったし、あっという間に過ぎて、すぐ一日が終わってしまった! でも確かに、冬の間やテスト中、シーズン中はこのチームのメンバー全員と話す時間がたくさんあるだろう。なぜならチームには人がいっぱいだし、このメンバー全員、そして日本人と一緒に仕事ができるのはまさに夢のようなことだ。とても良い感じだし、とても良い相乗効果が得られるこの文化が期待できる」

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