願い込め力強く書初め 高校生2人が奉納 茨城・日立

書き初めを披露する日立二高書道部員=日立市助川町

茨城県日立市助川町の助川鹿嶋神社で2日、新年への願いを込めた書き初め式が行われた。同じ地区にある県立日立二高書道部員2人が、今年の干支(えと)にちなんで「甲辰」と「昇龍」の字を大書し、力強い筆致の作品を奉納した。12月末まで1年間、社殿に展示される。

書き初め式は、コロナ禍で活動が制限された高校生に発表の機会をつくろうと2023年に始まった。同高2年で書道部長の渡辺莉央さん(17)と、副部長の武子寿々さん(17)が社殿に上がり、初詣客が見守る中、縦1.8メートル、横90センチの紙に新年の抱負や書道上達などの願いを込めて書き上げた。

武子さんは「初めてで緊張したが、出来栄えは満足」と笑顔を見せ、渡辺さんも「今までで一番良い『昇龍』が書けた。自分もこれまで以上に努力して駆け上がる一年にしたい」と話した。

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