正月の帰省客のUターン、佐賀県内で始まる

手を振って別れを惜しむ家族連れ=2日午前、佐賀市のJR佐賀駅

 年末年始を佐賀県内で過ごした人たちのUターンが2日、本格的に始まった。佐賀市のJR佐賀駅では、家族に手を振り、別れを惜しむ帰省客の姿が見られた。

 千葉県から小城市小城町の実家へ家族3人で帰省した松田洋介さん(44)は、買い物やドライブなどを楽しんだといい、「1年ぶりに帰ってきて、ゆっくりできた」と笑顔を見せた。長女の留奈ちゃん(4)は「じいじとばあばのおうちで遊べて楽しかったけれど、もうばいばいしなきゃいけない」と名残惜しそうだった。

 JR九州によると、佐賀駅では2日の上りの特急自由席の乗車率が最大110%になり、混雑は3日まで続くと予想している。佐賀空港発の全日空羽田便は、8日までほぼ満席や空席待ちとなっている。NEXCO西日本によると、九州の高速道は3日まで渋滞すると予測している。(山田宏一郎)

 

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