2024年を迎えた1日、佐賀県内の神社や寺院は初詣客でにぎわった。佐賀市松原の佐嘉神社では、家族連れなどが行列をつくり、1年の幸せを願って、かしわ手を打った。
新型コロナウイルスが5類に移行して初の年越しとなった今年、同神社は三が日で約30万人の参拝客を見込む。本殿はアクリル板で仕切られていて、4か所からお参りすることができる。
境内や参道に出店や猿回しもあり、活気が戻った。参拝者はおみくじを見せ合ったり、絵馬に願い事を書き込んだりした。東京都から帰省した長瀬美々さん(19)=中央大2年=は「去年は入院したり大変だった。成人式を迎える今年は健康な1年にしたい」と130センチもある大きな破魔矢を手に笑顔を見せた。剣道部の仲間と初詣に訪れた佐賀北高1年の片渕駿太さんは「レギュラー争いに負けないよう頑張りたい」と元気に話した。
同神社の参拝時間は、2日午前5時~午後9時▽3日午前5時~午後7時ごろ。空手の演武や書道の展示などが予定されている。(上田遊知)