【能登半島地震】県内死者65人に 輪島で32人

一面焼け野原となった輪島市の朝市通り周辺=2日正午(ドローンから)

 輪島市は3日午後3時時点で、市内で確認された死者が32人になったと発表した。石川県内では少なくとも65人が死亡した。

 県が発表した午後2時時点の被害状況では、死亡したのは珠洲市で22人、七尾市で5人、穴水町、能登町で各2人、羽咋市、志賀町で各1人となった。

 重軽傷を合わせた負傷者は323人となった。重傷者は輪島市、能登町で各9人、穴水町で5人、志賀町で2人出ている。珠洲市は軽傷者と合わせて負傷者が145人と報告している。

 県によると、住宅の損壊被害は輪島市、珠洲市、能登町で把握し切れない数が発生している。全壊は七尾市で102棟、中能登町で16棟、羽咋市で15棟、志賀町で8棟などとなっている。

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