11月の通貨統計、総預金1.7%増

香港金融管理局(HKMA)は12月29日、2023年11月の通貨統計を発表した。同日の政府新聞公報によると、11月の認可機関の総預金残高は前月比1.7%増で、うち香港ドル預金は0.5%増、外貨預金は2.9%増。主に企業の資金流動を反映している。1~11月の総預金残高は4.1%増、香港ドル預金は同1.7%増となっている。香港の人民元預金は11月に0.5%減、11月末現在で9795億元となっている。越境貿易決済の人民元取引総額は11月に1兆1697億元に上り、10月の9786億元より増加した。預金残高の変動は金利動向、市場での資金調達活動など多くの要素の影響を受ける。このため長期の趨勢を観察する必要があり、月単位の変動を過度に読み解く必要はない。

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