不安な正月も別れ惜しむ…帰省Uターンピーク JR福井駅では見送る姿

帰省客のUターンがピークを迎え、改札前で手を振る家族連れ=1月3日午前8時25分ごろ、福井県福井市のJR福井駅

 年末年始を古里福井で過ごした人たちのUターンが1月3日ピークを迎え、福井県福井市のJR福井駅では家族らと別れを惜しむ姿が見られた。能登半島地震の影響で列車が2日午前まで運休したため、帰省を3日に振り替えた人もいた。

 東京に帰る息子一家をホームで見送った福井市の男性(60)は「経験したことのない地震の揺れで驚いたが、一緒にいてもらえて心強かった」と元日を振り返り、「1歳半の孫が2、3歩歩いてみんなで拍手したり、還暦を祝ってもらったりして楽しいお正月だった」と目を細めた。

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