年末年始をふるさとで過ごした人たちのUターンラッシュが3日、青森県内でピークを迎えている。新幹線駅や空港は帰省客で混雑し、家族らと別れを惜しみつつ帰路に就く姿が見られた。
青森市の新青森駅は午前中から、お土産を入れた袋やスーツケースなど大きな荷物を抱えた帰省客や見送りに来た家族でにぎわった。帰省客は「またね」などと、親族らに手を振り改札を通っていった。
東京都から家族とともに同市内の実家に帰っていた会社員荒内勇人さん(40)は「スキーをしたりして青森の冬を楽しむことができた」と話した。普段は飛行機で移動しているが、今回はもともと新幹線を利用する予定だったという。長女の祐希ちゃん(5)は「東京ではあまり入らない、大きいお風呂(温泉)に行けたのがうれしかった」と笑顔を見せた。
JR東日本によると、上り列車の混雑は3日がピークで、東京行きの新幹線はほとんど満席という。