2024年の流行色!「明るめブルー」のユニフォームを着る6つのチーム

一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)は、2023年12月に「2024年の流行/メッセージカラー」を発表。“ハロー!ブルー”(系統色名:モデレート・ブルー)を選出した。

コロナウイルスにより停滞していた世の中が再び動き出し、未来を明るく照らし前向きにしてくれる色として、明るめの優しいブルーを2024年の色(メッセージカラー)として選んだという。

スカイブルーやサックスブルーなど、明るめのブルーはサッカーのユニフォームにも使われる色。そこで、この系統の色をユニフォームのメインカラーに使い続ける6つのチームをご紹介したい。

マルメ

マルメ 2023 Puma ホーム ユニフォーム

スウェーデン1部アルスヴェンスカンで優勝26回を誇る強豪マルメ。ズラタン・イブラヒモヴィッチの古巣としても知られるクラブだ。

マルメは欧州を代表するスカイブルーのチームの一つ。時代によって色味に若干の変化はあるものの、いつの時代も爽やかな水色系ユニフォームを着用する。

クラブは1910年にスウェーデン南部の街マルメで創設。当初は前身クラブの青白ストライプや、街の紋章と同じ赤白のストライプを採用していたという。1920年頃から現在のキットカラーを使い続けている。

ウルグアイ

ウルグアイ代表 2022 Puma ホーム ユニフォーム

スカイブルー単色のユニフォームを使う代表チームとして最も有名なのはウルグアイだ。2022年のカタールW杯でも“空色”と呼ばれるキットカラーで戦っている。

この色は国旗色の一つ。ウルグアイがブラジルによる支配からの解放及び国家として独立した1830年に制定された国旗に使われている。

ユニフォームにこの色が登場したのは、1910年8月に行われたアルゼンチン戦から。この試合を3-1で勝利し、チームは“La Celeste”(空色)の愛称で呼ばれ始めたという。

セルタ・デ・ビーゴ

セルタ・デ・ビーゴ 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム

スペインのラ・リーガを代表するスカイブルー単色のチームといえばセルタだろうか。本拠地ビーゴはガリシア州に属し、大西洋に面するスペイン最大の港町だ。

今季のユニフォームはクラブ創設100周年を祝したもので、クラブの歴史に敬意を表して左胸のメーカーロゴはシャツと同色で気配を隠し、胸スポンサーロゴもカラーを変更。エンブレムもガリシア州旗を模した特別デザインを付けている。

クラブが創設された1923年当時はスペイン代表の色をイメージしたレッドのキットカラーだったが、後に現在のスカイブルーに変更。この色はガリシア州旗の色が由来となっている。

マンチェスター・シティ

マンチェスター・シティ 2023-24 Puma ホーム ユニフォーム

欧州のみならずサッカー界全体でスカイブルーのユニフォームの象徴的な存在となっているマンチェスター・シティ。今季のホームキットも爽やかな色味が好評だ。

クラブ創設初期はレッドやブラックといった色を使っていたという。これがスカイブルーに変わった理由は不明のようだが、1894年に現在のクラブ名を名乗るようになってからは、ほぼスカイブルー単色を使い続けている。

イングランドでスカイブルーといえば、MF坂元達裕が所属するコヴェントリー・シティも代表的。スカイブルー単色のユニフォームを先に使ったのはコヴェントリーのようだが(1889年)、こちらは色味やデザイン変更が非常に多いため、必ずしも伝統的とは言えない。

ジュビロ磐田

ジュビロ磐田 2024 Admiral ホーム ユニフォーム

川崎フロンターレ、横浜FC、カマタマーレ讃岐など、Jリーグには明るめのブルーをキットカラーに用いるチームがいくつか存在する。そうしたチームの代表格はジュビロ磐田だろう。

公式のチームカラーであるサックスブルーとは、本来はブルーにグレーを混ぜた「くすんだ青」という感じの色なのだが、現代(とくにファッション)では明るめの爽やかなブルーを指すことが多い。

磐田では時代によって若干の色味・デザインに変化はあるものの、1994年のJリーグ参入以来この色を基調色で使い続けている。

サンマリノ

サンマリノ代表 2022 Errea ホーム ユニフォーム

欧州最弱チームの一つに数えられるかもしれないサンマリノ。だがユニフォームのデザインは美しいものが多く、その弱さと美しさのギャップに心を揺さぶられるユニフォーム好きも存在する。一つ前のエンブレムも非常に美しいものだった。

国家としてのサンマリノはイタリア半島の北東部に位置し、周囲をイタリアに囲まれている世界で5番目に小さい国。キットカラーには“自由”を意味する国旗色のスカイブルーを使い続けている。

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adidasがサプライヤーだった時代(2010年-2016年)は濃いブルーが使われていたが、歴史を振り返ればこれは異色のキットカラーで評判も悪い。サンマリノといえば、やはり明るめのブルーなのだ。

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