昨季契約満了!今季フリーで補強できる外国籍Jリーガー5選手

年が明けてストーブリーグも過熱する中、昨季契約が満了した選手たちの所属先が続々と決まりつつある。

その中でもこれまでJリーグで印象的な活躍を見せてきた外国籍選手たちがいる。彼らはオファーを出せばゼロ円で獲得でき、補強できればチームをより強化できる可能性がある。

今回は昨季Jリーグクラブの契約を満了し、今季フリーで補強できる外国籍Jリーガー5選手をピックアップした。

昨季J1で10得点のベテランブラジル人ストライカー

パトリック

国籍:ブラジル

昨季所属先:京都サンガ

ポジション:FW
昨季京都で打点の高いヘディングや強じんなフィジカルを生かしたワンタッチシュートなどで36歳ながらチーム最多得点タイとなるリーグ戦10得点2アシストを記録したパトリックは未所属のままだ。

加齢により全盛期のような重戦車のような飛び出し、動き出しのキレ、前線からのチェイシングの強度などが落ちつつあるも、得点能力の高さは健在だ。ディヴィジョンを下げれば十分スコアラーとして期待できるだろう。

日本国籍取得を目指しているパトリックだが、このまま終の棲家(すみか)を日本にすることができるだろうか。名古屋グランパス移籍などの噂はあるが、果たして新天地はどこになるのか気がかりだ。

桜の鉄壁もフリー

マテイ・ヨニッチ

国籍:クロアチア

昨季所属先:セレッソ大阪

ポジション:DF

6シーズンに渡ってセレッソ大阪の守備の中核として活躍してきたヨニッチも昨季末に契約満了を言い渡された。昨季は先発18試合と思ったような出場機会を得られなかったが、出場すれば局面で違いを見せる場面を多く見せた。

圧倒的な空中戦の強さ、フィジカルを生かした対人守備能力の高さ、読みを生かしたカバーリングなどは健在であり、右足から繰り出されるロングフィードは飛距離、精度ともに秀逸だ。

32歳とまだまだ最前線でプレーできる年齢なだけに、実績も加味してセンターバックを探すチームにとってはベターな選択肢となるだろう。鉄壁のセンターバックは今季どこでプレーするのだろうか。

複数ポジションをこなる元韓国代表

ファン・ソッコ

国籍:韓国

昨季所属先:サガン鳥栖

ポジション:DF

これまでサンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ、清水エスパルス、サガン鳥栖でプレーしてきたファン・ソッコは昨年末に契約満了となった。昨季は第17節に先発復帰してから終盤までセンターバックとして最終ラインを守り続けた。

これまで様々なチームでセンターバックだけでなく、チームの状況に合わせて左サイドバックも器用にこなすなど痒いところに手が届くマルチロールな活躍でチームの守備を支え続けてきた。

年齢は34歳と円熟期に入っていため、局面で見せるバネを生かした跳躍力やスプリントなどは全盛期より見劣りするようになってきたが、経験則からの読みや身体の使い方などの上手さでいなすプレーなど新境地を開きつつある。

快速アタッカーもフリーで獲れる

アダイウトン

国籍:ブラジル

昨季所属先:FC東京

ポジション:FW

昨季29試合3得点6アシストとまずまずの結果を出したアダイウトン。先発13試合、途中出場16試合とチーム状況に合わせてジョーカーの役割でもプレーした。

6アシストはJリーグ在籍9シーズンでキャリアハイの数字であり、ドリブル突破やラインブレイクからのフィニッシュ以外にも攻撃のオプションの数を増やし、幅を広げた印象がある。

2022年シーズンはリーグ戦12得点とフィニッシャーとして輝いたため、チームを変えればその決定力を生かすことも夢ではない。サボらず、献身的に守備をこなすため、どのチームでも中核級の活躍をしてくれそうだ。

ロンドン五輪得点王の元セレソンはどこへ

レアンドロ・ダミアン

国籍:ブラジル

昨季所属先:川崎フロンターレ

ポジション:FW

2012年ロンドン五輪で得点王に輝いたダミアンは、Jリーグでも華々しい輝きを放った。

川崎フロンターレで加入初年となった2019年シーズンはリーグ戦23試合9得点に終わるも、翌年はリーグ戦34試合13得点と二桁得点をマーク。さらに2021年シーズンでは35試合23ゴールと爆発し、リーグMVPと得点王の個人2冠を達成した。

ただ2022年シーズンはリーグ戦23試合5得点1アシスト、昨季は度重なる負傷の影響などもあってリーグ戦12試合(先発5試合)3得点1アシストとさみしい結果に終わった。

清水エスパルス、「歴代最強の日本人選手」はこの5人!

一部報道ではJリーグでのプレー継続をささやかされているが、去就は未だ決まっていない。昨年夏は古巣インテルナシオナウ復帰報道も出ていただけに、動向が注目されている。

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